1 Tunnel

 

その道に始まりは無く、果ても無い

不思議な幻想を束の間、夢見た

 

いつも僕が歩いてきた道は普遍的で

特筆すべき事項も無ければ、一片の悲話さえ皆無

―――だから、人は僕を「幸福」と呼ぶ

 

決まり決まった「普通」という社会の道筋

一歩先さえわからない人生をトンネル、と言うけれど

横幅の無い人生はトンネルよりも、レールに思えた

けれど今、僕は―――トンネルにいる

 

 

 

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